※1 古きよき湯治場・草津温泉郷
左:草津温泉郷のほぼ中心に位置し、湯けむりと共に毎分5,000リットルもの湯が湧き出ている様子は壮観!
中:老舗旅館が軒を並べる温泉街の小道。黒や茶色を基調カラーに配し、落ち着いた佇まいで統一感を計っている。
右:鉱物をサビさせてしまう強酸性の泉質。そこで、腐食しにくく耐久性のある「瓦」を歩道や石畳に使用している。まさに、先人の知恵!
※2 大震災・二度の戦争に耐え、今も佇む横浜・赤レンガ倉庫
左:『港の賑わいと文化を創造する空間』を基本コンセプトとして改修・復元された赤レンガ倉庫。設計者の妻木頼黄は、東京駅舎で有名な辰野金吾と並ぶ、明治2大建築家の一人。
中:ライト・ダクトなど天井には、管が縦横無尽に走っており、通路には重層な扉がある。鉄製で重い扉をスムーズに開閉させるための戸車が、印象的。
右:右がレンガ、左はレンガタイル。レンガ壁の統一感を持たせるためにレンガタイルを多用。
※3 日本最高立法機関・国会議事堂
左:国会議事堂のデザインは、なんと公募により決定。その後、約17年かけて1936年に竣工した。
中:壮大で厳粛な参議院会議場。議席の名札をセンサーで感知、自動的に出欠を取れるという。
右:まるで欧州教会のような中央広間。使われている石材量は約2万8千トン!すべての大理石が美しく磨きあげられ、乳白色の柔らかい光を放っている。
※4 唯一の海上パーキングエリア東京湾アクアライン・海ほたる
左:東京湾の中央部を横断する、延長約15.1キロの有料道路東京湾アクアライン。
中:直径14.14メートル重量3,200トンの円筒状密閉型大口径シールドマシンを使用し完成したアクアトンネル。
右:アクアトンネルの掘進機用カッターには、地盤を削る爪にこの超合金が使用された。
※5 江戸時代の面影残る宿場町会津・大内宿
左:悠久の時が流れる大内宿。江戸時代、参勤交代や物資輸送で栄えた会津西街道宿駅のひとつ。
中:本陣内部はいろりを囲むように、仏間と大黒柱、さらに客間への廊下がつづく。また、冷地のため、「うまや」が土間にある。
右:障子の上30cm程のみ和紙貼りなのは、積雪時でも雨戸を開けずに外光を取り入られる、雪国ならではの工夫。
※6 蔵が軒を並べる粋な街小江戸・川越
左:享保5年、江戸幕府の奨励で防火建築として土蔵造り商家が建ち並ぶようになった。
中:木造3階建、高さ16.2mを誇る、川越のシンボル「時の鐘」。現在も1日4回蔵造りの街に鐘の音を響かせる。
右:蔵の壁は、燃えにくい漆喰で造られており、蔵造りは当時の一般的な住まいの10倍近い費用がかかった。
※7 『雷門』から仲見世を行く浅草・仲見世通り
左:日本で最も古い商店街のひとつ。雷門から宝蔵門まで約300メートルの両側には約90の商店が建ち並ぶ、東京観光名所。
中:浅草のシンボル『雷門』。正式名称は「風雷神門」という。幅3.4メートル高さ4メートル、約670キロの巨大提灯。
右:梅雨時のみ設置されるアーケードを取り付ける際の鉄柱が商店屋根部をわたる。
※8 西新宿のランドマーク東京都庁
左:1991年に竣工された都庁。総敷地面積42,941平方メートル、延べ床面積約381,000平方メートル。職員数約12,700人を要する。丹下健三氏が設計を担当。
中:都議会活動の中心となる議事堂。都議会は傍聴席からの見学も可能。
右:第一本庁舎1階から専用エレベーターで約55秒。地上202メートルから東京を望む。
※9 赤レンガのセントラルステーション東京駅
左:1日の乗降客数約40万人。日本のセントラルターミナル東京駅。2003年重要文化財に指定される。
中:フィレンツェ・ドゥオモを彷彿させる八角形ドーム。美しい内観の装飾が高く評価され「さながら宮殿のごとし」と称されるほどだった。
右:東京駅開業の翌年(1915)、駅舎の一部を使ってオープンした、東京ステーションホテル。
※10 江戸の街並みにタイムスリップ江戸東京たてもの園
左:都立小金井公園内に平成5年(1993)江戸東京博物館の分館としてオープンした野外博物館。27棟の復元建造物が建ち並ぶ。
中:木造建築の正面に衝立のように平面的なファサード、代表的な看板建築。主に昭和初期の木造商店建築の様式。
右:日本の近代建築の発展に貢献した建築家・前川國男の自邸。五寸勾配の立派な屋根が特徴的。